産後腰痛に対する鍼治療の効果の検討の研究
辻内 敬子 2023年09月14日

辻内 敬子 2023年09月14日
辻内 敬子 2023年08月19日
こんにちは 😀 せりえ鍼灸室です。
大興奮のニュースは、世界の論文を精査してエビデンスを調査する、コクランに逆子の論文が採用された!!ということなんです。
せりえ鍼灸室では、逆子の妊婦さんに協力していただき臨床研究を行ってきましたが、
その後、よしかた産婦人科に協力をいただき、ランダム化比較試験を行うことができました。
その報告が、コクランライブラリーのシステマティックレビューで取り上げられました。
コクラン共同計画におけるシステマティックレビューとは、ある目的とする医学的介入についてのエビデンス(科学的根拠)を明らかにするために、世界中からの論文をあらかじめ定めた基準で網羅的に収集し、批判的評価を加え、要約し、公表することです。
そこに、逆子のデータの一つとして、そのRCT研究論文が採用されました。感無量です。
「ランダム化比較試験による骨盤位に対する鍼灸治療の効果の検討」辻内 敬子, 小井土 善彦, 形井 秀一, 善方裕美
日本からは【逆子の鍼灸治療】(医歯薬出版)に原稿が掲載されている助産師の東原亜希子先生の研究も採用されています。
まだまだ逆子に対する鍼灸治療のエビデンスを強くすることは難しいのですが、引き続き皆様の協力を得ながら、研究を行っていきたいと思います。
https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD003928.pub4/full/ja?highlightAbstract=moxibust%7Cbreech%7Cmoxibustion
辻内 敬子 2023年08月17日
こんにちは ( ´艸`) せりえ鍼灸室です。
妊婦さんの腰痛は、お腹が大きくなる頃に発症すると思う方は少なくありません。
せりえ鍼灸室では、腰痛を主訴に治療で来院した妊婦さんを調査させてもらったところ、
お腹が大きくなる前の妊娠初期からも、腰が痛い!と訴えている方がいます。
妊娠初期の腰痛は、流産の時期と重なります。
お腹の痛みを腰痛と訴える方も中にはいますが、腰痛治療には鍼灸治療はお勧めです。
腰痛を訴えた妊婦さんには、骨盤ベルトだけでなく、鍼や灸が薬を使いずらい時期にも利用できるので最適です。
まして、湿布をすることはお勧めされていません。
一度、鍼灸治療院にご相談くださいね。
腰に直接アプローチしなくても足からの刺激でも腰痛が良くなる方も少なくありません。
外国では、妊娠期の腰痛治療には鍼灸が推奨されています。
辻内 敬子 2023年07月09日
こんにちは せりえ鍼灸室です。
赤ちゃんが欲しいと望みながら子宝に恵まれない時は悩みますね。
ご結婚前に、ご夫婦で検査をされることが一番最初にされることかと思います。どちらかに原因があるのか、それとも見当たらないのか。年齢も大きく関係してきますので、様子をみていくということよりも、サクサク検査は行っておくのがベストかと思います。
挙児希望から1年過ぎても子宝に恵まれない時は不妊症として、鍼灸治療を利用する方は少なくありません。
月経が来る度に落ち込み、イライラや不安、悲しくなったり、感情の起伏も激しくなります。鍼灸の特徴は、自律神経のバランスを整えます。
卵巣はストレスがかかるとその機能が低下します。ホルモンの分泌による不調の他に、ストレスによっても、卵巣機能の変化や組織の変化がみられることがわかってきています。
それらのストレス緩和には、鍼灸治療がお勧めです。自律神経のバランスを整える、リラックスする、それらが重要になってきています。
また、鍼灸治療では、自律神経が調整されることで、卵巣の血流改善にもつながってきますので卵子の質や排卵のことで、少し力になれる可能性がでてきています。
ぜひ、不妊治療とともに鍼灸治療を併用してみてください。
辻内 敬子 2023年07月07日
こんにちは せりえ鍼灸室です。
連日の気温の高さに、大人も子どもも冷たいものが欲しくなりますね。
乳幼児のおやつは食事です。
離乳食の回数が増えてきたり、御飯を食べるようになった乳児には、
祖父母や親せきは、いろいろ与えたくなるものです。
アイスやジュースを飲み与え、甘いお菓子やスナック菓子をたまにだから、とあげていますか?それで、御飯が少なくなったり、満腹にしていませんか?
祖父母のところやお友達の家にでかける機会が多くなると、周りの目もあるし、
あげないでください、とは言いにくいものです。
おやつは食事を忘れないでね
うどん、おにぎり、芋でいいのよ~
赤ちゃんにいろいろと食べさせて、下痢した経験はありませんか?
甘い物を与えていると、乳幼児はおりこうさんだから
お母さんが甘い物をくれるまで、
泣き通しますよ。体力ありますから、泣き止むのは大変です
虫歯も防げていいと思うから、おやつに甘い物はずーと後回しで良いと思いますよ
赤ちゃんの体調やお腹の調子、などが気になったら、子どもには、小児はり、赤ちゃんマッサージなどがあります。一度ご相談くださいね。
辻内 敬子 2023年07月03日
こんにちは せりえ鍼灸室です。
出生数が減少している中では、妊婦さんや赤ちゃんを見かけると嬉しい気持ちになります。
分娩後に赤ちゃんに会えた喜びはきっと最高の感激でしょう。
喜ぶ一方で、赤ちゃんにおっぱいを吸われる度に、お腹も痛むということがあります。
産後直後から、大きくなった子宮が急に元に戻ろうとする際の子宮収縮「後陣痛」は、始めてのお産の人よりも、二人目、三人目の産婦さんになると、痛いそうです。
また身体中の力をふりしぼったおかげで、全身筋肉痛の場合もあります。
さらには、お産でいきんで痔になってしまう場合もあります。妊娠中に巨大化したおっぱいは、授乳の準備で張ってくるのも、産後からです。
出産後の身体はくたくたでも、新しい命におっぱいをあげる作業は、否応なく始まっていきます。
そんな時には、背中をやさしくなでながら、ママを労わってあげましょう。
産後直後は、足もむくんできますし、背中もさすってもらえば、肩こりも楽になります。
お疲れ様、よく頑張った!の声掛け共に、背中に手を置いてほしいと思います。
赤ちゃんの寝顔は可愛いですが、産後直ぐには、様々な体の痛みと不快な症状がたくさんあるママの状態に気を回してくださいね。
これから始まる子育ては二人で、そして、産後ママには、心身の状態が早く回復するように、手を添え、気持ちを労わってあげてください。
ママの心身疲労に、鍼灸利用で楽になった!と言ってもらえるように、産後すぐから病院で、鍼灸が提供できる日が来るように、私達も頑張りたいと思います。
小井土 善彦 2023年06月18日
関西では、お灸を「やいと」と言います。富山県高岡市の瑞龍寺では、田植えの時期に合わせて、6月1日と7月1日の2日、朝5時から夕方4時の間、1つのツボに一つ、お灸を据えてもらいに、人々が訪れる習慣が今でも続いているそうです。お寺の参観料は500円ですが、お灸代500円を支払えば参観料は支払わなくても良いとのことです。
瑞龍寺は、人々の日々の暮らしを守るために、戦を避けた前田利長公の菩提を弔うために建立された寺で、それが故に地元の人たちに愛されていると、偶然通りかかったお坊さんから、お寺の謂れを伺うことができました。
また、戦争になってからでは、仏の教えも力が及ばないため、戦争になる前にそのような事態にならないために、日々の暮らしを大切にする事が大切とのことでした。
庶民の暮らしを圧倒するような派手な装飾は見当たらず、手入れの行き届いた境内に足を踏み入れただけで、清々しい気分になる不思議な場所です。日常の暮らしを大切にするために、非戦を選択した亡き藩主の姿勢は、お灸とともに、現代にも通じる国宝にふさわしい姿だなーと、感じ入りました。
国と国の関係には非戦を、人と人、人と自然あるいは身体と心の関係には非暴力を。国家にも養生が必要と言えそうです。
小井土 善彦 2023年06月06日
今週末は、第73回全日本鍼灸学会に参加するために、金曜日の午後から院長と副院長の診療は、お休みします。ご不自由をおかけしますが、宜しくお願いします。
院長は発表と座長、副院長は座長を2題、担当します。
今回は、例年よりお灸関連の発表や講演が多いのも楽しみです。
抄録集23ページと29ページに副院長、32ページに院長が掲載されています。
https://www.taikai.jsam.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/72nd_the-full-text-of-the-abstracts2_1.pdf
辻内 敬子 2023年05月23日
こんにちは せりえ鍼灸室です。
妊娠中は、身体的な愁訴がたくさん出現します。
身体的は愁訴については、はりきゅう治療が効果を発揮しますのでご相談してみてくださいね。
妊婦さんは、精神的にも不安定な時期を迎えます。ホルモンの影響もありますが、妊娠した女性の悩みについて考えてみました。
赤ちゃんができる!という喜びの気分とはうらはらに、これから作っていく家族のことや仕事のことが気になり出すのが妊婦さんです。
どんな時期にどんな悩みが多いかという調査ですが、ひと昔が10年なら、昔昔の20年前のプレモの雑誌に掲載されていたのを引っ張りだしました。(古くてすみません)
妊娠前から、妊娠中のこと、産後の事、考えておきたいです。そのためにも家族やパートナーと相談して協力し、子育てして欲しいですね。
小井土 善彦 2023年05月18日
今日の横浜は、真夏の暑さになりました。風か吹いていたので、窓から取り入れた外気だけで、今日は何とか過ごせましたが先が思いやられます。
治療室の下を流れる大岡川は、たくさんのクラゲで埋め尽くされていました。真夏のような光景に、思わず写真をカシャリ。梅雨のジメジメに向けて、汗をかく準備ができていますか?