不妊の鍼のエビデンスはまだですが、血流改善とストレス緩和に!
辻内 敬子 2018年06月15日
こんにちは せりえ鍼灸室の辻内です。
昨日は、不妊クリニックにて、「不妊と鍼灸」についてお話させていただく機会をもらいました。
お話は、統合医療情報サイトに掲載されている日本の厚労省の見解を紹介し、
2018年5月のJAMAという権威ある医学会雑誌に投稿された見解も紹介しました。
最新の、スミス氏の研究結果は、
妊娠率と出産率に影響を及ぼさなかった!という報告になりました。
とても、残念ですが、
普段から、不妊の鍼灸治療には、
臨床的には、手応えがある患者さまがいるかと思う鍼灸師の先生方も、
不妊治療を行っているドクターもいるかと思います。
研究になると、分母をそろえたり、条件を一定にするなど、難しいのが臨床研究です。
この研究の結果の考察の中に、
決められた鍼治療を受けるのを拒否して、
自分から地元の鍼クリニック(鍼灸院)に通ってしまい、脱落や研究を辞退した人も少なくなかった!という点があります。
鍼灸治療には、
ストレスを抱えている不妊患者様のストレス緩和や
血流改善が期待できます。
血流改善や自律神経の調整を介して、
脳の視床下部への影響を与え、ホルモンへの影響も示唆されています。
今後の研究を待っているところです。
ぜひ、ご自身の肩こりや腰痛の緩和とともに、
赤ちゃんが欲しいという望みを叶えるためにもご利用いただけるといいなあと
思っています。