はり・きゅう師は体のバランス機構の調整につぼを使っています
辻内 敬子 2018年08月09日
こんにちは
せりえ鍼灸室のツジウチです。
体は季節に応じて対応・対処していますね。
四季折々の状態を察知して、元気を保とうとしています。
暑い時期、寒い時期、汗をかいたり、皮膚を閉じて寒さから身を守っています。
皮膚は大切な、体の防衛をしているバリアです。
その皮膚のところに、つぼはあります。
私たち、はり師・きゅう師、按摩マッサージ指圧師はつぼをどのように捉えているのでしょうか。
お話を聞いて、問診し、見て、ふれて、診断を下しています。
皮膚からの情報を大切にしている職業です。
東洋医学という中には、漢方やはり・灸が入っています。
漢方もはりきゅうも、症状に現れている分類を大切にしています。
漢方は、証に添って投与され、違って飲んでいると効き方に大きな差がでてきてしまうと考えられています。
ツボを用いるはり・きゅうは、ツボは、自分の体に都合の良い方に受け取ってくれて、
調整を計っていきます。
大切なのは、その時期の体を判断することですが、同じツボを使っていても、間違いではないのです。
妊娠中には、流産や早産をしないように、安胎に作用するつぼは
分娩時には分娩促進にも働きかけるのです。