小井土院長ブログ

三陰交(さんいんこう)

小井土 善彦 2025年06月25日

三陰交は、ツボの名前。日本語読みで「さんいんこう」中国語読みでは「sān yīn jiāo
(サン イン ジャオ)」英語では「spleen 6(SP6)」。
20年ほど前に、各国でそれまで異なっていたツボの名前や位置が統一され、鍼灸では中国語
と英語が世界の公用語になりました。
日本語と韓国語は、残念ながら公用語になっていません。
さて、産科や婦人科領域で使用するツボとして有名ですが、足の太陰脾経(たいいんひけい)
に属している21箇所の中のツボの一つです。
西洋医学とは異なり、東洋医学で「脾」は、主に消化吸収を受け持っている「臓」の一つで、
「脾」が弱くなると、消化吸収能力が低下して、身体に良いものを食べても、栄養が吸収さ
れず、生命力が低下してしまいます。むくみの原因にもなります。
「脾」は、湿に弱いと考えられているので、湿気に包まれるこの時期は、消化吸収能力に少
しでも負担をかけないように、いつもより良く噛みながらゆっくり食べることをおすすめし
ます。

 



通勤途中。いつものように歩いていると、オレンジ色の何かを咥えたカラスが目の前を飛び立ちました。近くの建物のベランダにとまったカラスの口には、枇杷の実が咥えられていました。この中から1番美味しい実を、どのように選ぶのか?カラスに教わりたいものです。

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現代はストレス社会と言われていますが、その「ストレス」という言葉の由来は、1936 年頃、カナダの生理学者ハンス・セリエ氏(Hans Selye)が発表した「ストレス学説」にあります。 セリエ氏は一定の「ストレス」を感じると、体に一連の症状が現れることを発見しました。...

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