発表証明書
serie89_admin 2025年06月06日
今日は、梅雨前の貴重な晴れ間でしたが、洗濯物が外に干せないほど、風が強い一日となりました。みなさんがお住いの地域はいかがでしょうか?学会を終え、お会いした先生方との連絡が一段落しました。発表に対し、学会から証明書をいただいてきました。
来年は岡山で開催されるとのこと、今から楽しみです。
serie89_admin 2025年06月06日
今日は、梅雨前の貴重な晴れ間でしたが、洗濯物が外に干せないほど、風が強い一日となりました。みなさんがお住いの地域はいかがでしょうか?学会を終え、お会いした先生方との連絡が一段落しました。発表に対し、学会から証明書をいただいてきました。
来年は岡山で開催されるとのこと、今から楽しみです。
小井土 善彦 2025年02月26日
妊娠に伴う生理的な変化は、女性の心身に様々な症状を引き起こします。その中でも、腰部や仙腸関節周囲の痛みは、妊娠中の女性の60~70%にみられ、症状の程度はごく軽いものから、日常生活に支障をきたすほど強いケースもあります。また、産後まで継続する痛みにより、育児に支障をきたし、QOLを著しく低下させるケースもあり、妊娠・出産・産後の育児期における生活の質を向上させる観点からとらえなおすことが必要であると言われています。日本では、妊娠中の腰痛は、装着による保存療法で対処されることが多く、様々な骨盤ベルトが販売されています。また、インターネットでは、「骨盤矯正」の文字が飛び交い、様々な情報であふれています。一方、鍼灸では、自己治癒力を高めることを治療原理としており、肩こりや不眠などその他の症状も同時に改善することが期待できます。腰部や仙腸関節周辺の痛みに対して、痛みがある部位に直接アプローチしなくても、膝から先のツボに施術することで痛みが軽減することを、しばしば経験します。妊娠や出産は母体の仙腸関節に大きな負担をかけますが、自己治癒力を発揮できるように産後の環境が整っていれば、骨盤は自分の力で矯正し、骨盤矯正を目的とした特別な施術やケアは必要ないと言えます。当院が行っている妊娠中の腰痛に対する鍼灸治療を、後ろ向きに観察した研究の一部を簡単にご紹介します。
対象は、骨盤ベルトを装着していたにも関わらず腰痛が改善しないため当院を訪れた妊娠中の女性20例です。初診時の週数は、30.1±5.8週。治療期間は5.4±4.4週。治療回数は4.4±1.3回。治療部位は、下腿の経穴が中心です。痛みの尺度として用いたVAS(Visual Analog Scale)で観察したところ、45.4±29.9mmから21.7±22.3mmに有意(p=0.0339)に減少し、骨盤ベルト装着を併用した妊娠中の腰痛に対し鍼灸治療を併用することにより痛みの程度が軽減したことが分かりました。
小井土善彦,辻内敬子,形井秀一. 妊娠中の腰痛に対する鍼灸治療の効果(第3報)-VASとRDQを用いた骨盤ベルト装着の有無による差違の検討-.第61回全日本鍼灸学会学術大会抄録集;2012:237会議録より一部引用改変
せりえ鍼灸室は、妊娠中のマイナートラブルの改善に安心して鍼灸治療を受けていただけるように、助産師資格を有している鍼灸師による施術を提供しています。妊活から産後の育児期まで、是非ご利用ください。
小井土 善彦 2025年01月26日
今日は、埼玉県川越市にある埼玉医科大学かわごえクリニックで開かれた学会に参加してきました。
頭痛や脊柱管狭窄症などなど、病態や鍼灸のエビデンスから治療の実際まで、盛りだくさんの内容でした。
辻内 敬子 2024年09月22日
秋が深まり、涼しい日が増えると、腰痛に悩む方が増えてきます。特に季節の変わり目には、体が環境の変化に適応しきれず、腰に痛みを感じることが多くなります。 腰痛の原因はさまざまですが、「冷え」が重要な要因の一つとして知られています。 今回は、腰痛と冷えについて、西洋医学と東洋医学の視点から考えてみましょう。
西洋医学では、腰痛は主に筋肉や関節、神経に関わる問題とされています。 寒い季節になると、筋肉が硬くなりやすく、血行が悪くなることで、腰回りの筋肉が緊張しやすくなります。これが腰痛の原因となります。 特に普段から姿勢が悪い方! デスクワークが多い方は要注意ですね。 秋風が吹いてくる頃、夜冷えて、朝には痛みで起きられない!という人もいます。 また、寒さに伴う血流の低下は、筋肉の修復や痛めた腰の筋肉の炎症の回復を遅らせるため、慢性的な腰痛が悪化することもあります。
東洋医学では、腰痛は「腎」と深く関わっていると考えられています。 腎は体のエネルギー源であり、特に寒さに弱いとされています。 秋の冷え込みは体の「陽気」(温める力)を弱め、腰部に冷えが集まりやすくなるため、痛みや不快感を引き起こします。 また、冷えてくると「気血」の巡りが悪くなることで、さらに冷えた筋肉や関節を滞らせ、腰痛が生じやすくなります。
東洋医学では、冷えによる腰痛は「寒湿(かんしつ)」と呼ばれ、寒さと湿気が体に入り込むことで、痛みが発生すると考えられます。
腰痛を予防するためには、冷えから体を守ることが大切です。温かい服装や入浴で体を温め、血行を良くすることが効果的です。 また、軽い運動やストレッチを日常に取り入れることで、筋肉をほぐし、体全体の血液循環を促進させましょう。東洋医学的なケアとしては、鍼灸やお灸を使って、冷えを取り除き、体の「気血」の流れを整える治療が有効です。せりえ鍼灸室では、冷えない足元をすすめて、足首ウオーマーを院内で販売しています。お声かけ下さい。秋の季節の変わり目に腰痛が気になる方は、ぜひ早めのケアを心がけましょう。
せりえ鍼灸室でお待ちしております。最初の予約は 0452625550 お電話でお願いします。
それ以降は問い合わせページからメールでも可能です。
#腰痛,#冷え,#ぎっくり腰,#せりえ鍼灸室
辻内 敬子 2024年06月29日
母性衛生学会雑誌に投稿した内容の一部です
産後の腰痛に対する骨盤ベルト装着と骨盤ベルト装着に鍼治療併用とのランダム化比較試験
せりえ鍼灸室 1) 関西医療大学大学院 保健医療学研究科 2) 公益社団法人大阪府鍼灸マッサージ師会 3) 医療法人定生会 谷口病院 4)
辻内敬子 1)、坂口俊二 2 )、小井土善彦 1)、廣野敏明 3 )、谷口 武 4
【目的】妊娠後期に腰痛を訴え産褥期も腰痛が継続する者に対し、骨盤ベルト装着と骨盤ベルト装着に鍼治療を併用した場合との効果をランダム化比較試験で検討した。
【方法】産科病院にて妊娠後期に腰痛を訴え、分娩時にトラブルがなかった女性を対象に、骨盤ベルト装着群と骨盤ベルト装着に鍼治療を併用した群を割付し、ランダム化並行群間比較試験を行った。入院中に鍼治療併用群は腰臀部等に浅刺を基本に2回実施、評価はVisual Analogue Scale(VAS)とRoland Morris Disability Questionnaire(RDQ)日本語版を用い、産後2日目と4日目、1ヵ月検診時に自記式の回答を得て評価し、統計解析は群間比較の統計量、効果量を算出した。
【結果】30例のうち8名が除外となり、11名ずつの群は基本情報に有意差はなかった。産後2日目を基準に4日目、1ヵ月後のVAS、RDQはともに有意差はなかったものの、一定の効果量がVASでは鍼治療併用群(4日目:d=0.42, 1ヵ月後:d=0.24)に、RDQでは対照群(4日目:d=0.24, 1ヵ月後:d=0.42)にみられた。両群とも有害事象は認められなかった。
【考察と結語】産後の入院中に鍼治療を加えることで、腰痛の程度に‘中’の効果量が認められた。鍼治療を行うことは痛みのコントロールに安全で有用性が高いと考えられた。
キーワード:#産後の腰痛、#骨盤ベルト、#鍼治療、#ランダム化比較試験、#効果量
#産後腰痛,#産後の腰痛に対する鍼,#産後の腰痛と鍼,#産後のマイナートラブル
Randomized controlled trial of postpartum mothers wearing only a PB with those treated with acupuncture combined with the wearing of a PB to treat postpartum low back pain
Keiko TSUJIUCHI1)2)*, Shunji SAKAGUCHI3), Yoshihiko KOIDO1),
Toshiaki HIRONO4), Takeshi TANIGUCHI5)
Abstract
[Purpose] We examined the effects between new mothers only using a PB and those who were treated with acupuncture combined with the wearing of a PB (PB) in a randomized controlled trial.
[Method] Setting: Maternity hospital. Selection criteria: Women who complained of low back pain in late pregnancy and had no trouble during delivery. Intervention period: From two days during postpartum hospitalization to discharge. Intervention: Subjects using only a PB were assigned as a control group, and the group using a combination of acupuncture and a PB received two acupuncture treatments. Evaluation: Using the VAS and the Japanese version of the RDQ, self-administered responses were obtained and evaluated on the 2nd and 4th days of postpartum hospitalization and at the one-month examination.
[Result] Eight of the 30 patients recruited were excluded; the remaining 22 subjects were divided into two groups of 11 each. Although there was no significant difference between VAS and RDQ on the 4th day and one month after childbirth, a certain effect size was seen in the acupuncture combination group (VAS; 4th day: d = 0.42, after one month: d = 0.24), and in the control group (RDQ; d = 0.24, d = 0.42), respectively.
[Discussion and Conclusion] It was suggested that the dissociation between VAS and RDQ was influenced by the enhancement of the support system after discharge in the PB only group. Hospitalization during the postpartum period can be managed, and acupuncture during this period was considered safe and useful for pain control.
Keywords: postpartum low back pain, PB, acupuncture, randomized controlled trial, effect size
1)SERIE Acupuncture Clinic
1-5-704 Hanasaki-cho, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa 231-0063, Japan
*Corresponding author(K.TSUJIUCHI): TEL; +81-45-252-5550,
E-mail; czw06225@nifty.com
2)Associate Researcher, Kansai University of Health Sciences
3)Graduate School of Health Sciences, Graduate School of Kansai University of Health Sciences
4)Osaka Acupuncture Moxibustion Massage Association
5)Obstetrics and Gynecology and Pediatrics, Taniguchi Hospital
辻内 敬子 2023年09月14日
辻内 敬子 2023年05月13日
こんにちは せりえ鍼灸室です。
はりきゅうは、痛いところに直接アプロ―チすることもできます。
さらに、手足などの遠い方へアプロ―チして、身体全体のバランスを整えることもできます。それだけでなく、バランスを整えた先には、肩こりなどの軽減とともに、自律神経のバランスを整えることにもつながっているんですよ。
そこで、今から自分でストレッチをしたり
歩き方に気をつけて、バランスを整えていきましょう。
まず、自分の立ち方をチェックしてみて下さい
片足に重心をかけて、休めの姿勢が多いようなら、気をつけて立ちます
具体的には
足首を回したり、膝を回したり
股関節を柔らかくするように回したりした後に
腰をゆっくりひねってストレッチ
これでも十分効果はあります。
はりきゅうは、体全体のゆがみを調整していくことにつながります。
妊活の方も大切ですし、妊娠中の妊婦さんの体は、産後の育児にも影響してきます。
産後の骨盤痛や腰痛の改善を見据えて、妊娠中から、身体をメンテナンスしていってください。
おっぱいも、負担がかかる側が硬くなっていませんか?
確認してみてください。
はりきゅうをお試しください。
辻内 敬子 2020年03月14日
こんにちは
せりえ鍼灸室のツジウチです。
気持ちの変化は体に現れます。体がつらくなると気持ちもつらくなりがち。
食欲が落ちてきた、肩凝りがある、眠りにくい、ため息がでるなど、です。
どっちかのバランスが崩れてきたら、心身一如の東洋医学、鍼灸治療をご利用ください。
天気によって気分も左右されがち。
雨の日には、気分も沈みがち。
なんか重たい気分で、悲しいような、淋しいような気分の時には
思いっきり、悲しんで涙を流そう。
悲しみを涙が洗い流してくれるから。
あのときに、悲しかったこと、寂しかった時のこと、
みんな、みんな、思い出して、思いっきり泣いてみようよ。
人を責める前に、自分の悲しみと向き合おう
子どもは、悲しいことがあったらすぐに啼いて涙をながして
またすぐ笑う。
今啼いたカラスがもう笑った!というよね。
涙は悲しみを洗い流すから、悲しみを抱いていないで
たまには、心の奥底から取り出して、泣いて流そう。
気持ちは体に表れるんだよ。
誰かの手を借りてほくほくほっこりも大切ですよ。
辻内 敬子 2018年01月31日
辻内 敬子 2018年01月29日
おはようございます
せりえ鍼灸室の辻内です。
今日は腰痛でご利用いただい感想を寄せていただいたので紹介します。
「今まで2回出産しましたが、2回とも妊娠中に歩いたり、立てない程の腰痛、持病の股関節痛の悪化で悩まされました。
第2子の妊娠中に、鍼灸にかかり、逆子と同時に腰痛の方もみてもらい、とても楽になりました。
普段の少しの腰の重み、疲れの対処法に、
教えてもらった体操をおこない、気軽にできるので今もとても助かっています。鍼灸以外の指導がありがたかったです。
今は産後に習ったバランスボールで、自分にあった股関節痛の対処をしています、毎日、元気に、仕事、育児、家事をしています。」
産後の腰痛もお任せください!
鍼灸院では、体の使い方や歩き方、生活上のアドバイスなどをお伝えしています。
体の使い方から、特に妊娠中は体重増加という負荷がかかります。
針灸治療で痛みを緩和できたら、次は腰痛にならない体をつくるためのプログラムを用意していますので、ご相談くださいね。