辻内 敬子 2023年07月03日
こんにちは せりえ鍼灸室です。
出生数が減少している中では、妊婦さんや赤ちゃんを見かけると嬉しい気持ちになります。
分娩後に赤ちゃんに会えた喜びはきっと最高の感激でしょう。
喜ぶ一方で、赤ちゃんにおっぱいを吸われる度に、お腹も痛むということがあります。
産後直後から、大きくなった子宮が急に元に戻ろうとする際の子宮収縮「後陣痛」は、始めてのお産の人よりも、二人目、三人目の産婦さんになると、痛いそうです。
また身体中の力をふりしぼったおかげで、全身筋肉痛の場合もあります。
さらには、お産でいきんで痔になってしまう場合もあります。妊娠中に巨大化したおっぱいは、授乳の準備で張ってくるのも、産後からです。
出産後の身体はくたくたでも、新しい命におっぱいをあげる作業は、否応なく始まっていきます。
そんな時には、背中をやさしくなでながら、ママを労わってあげましょう。
産後直後は、足もむくんできますし、背中もさすってもらえば、肩こりも楽になります。
お疲れ様、よく頑張った!の声掛け共に、背中に手を置いてほしいと思います。
赤ちゃんの寝顔は可愛いですが、産後直ぐには、様々な体の痛みと不快な症状がたくさんあるママの状態に気を回してくださいね。
これから始まる子育ては二人で、そして、産後ママには、心身の状態が早く回復するように、手を添え、気持ちを労わってあげてください。
ママの心身疲労に、鍼灸利用で楽になった!と言ってもらえるように、産後すぐから病院で、鍼灸が提供できる日が来るように、私達も頑張りたいと思います。
serie89_admin 2022年10月25日
こんにちは
せりえ鍼灸室です。
先日、岡山県鍼灸マッサージ師会の主催の学習会に
助産師さんの講演とともに、鍼灸師としてお話させていただく機会がありました。
お話された助産師さんは、産婦さんのために自分の助産院たんぽぽ助産院には、
各種教室だけでなく、施設を構えて、産後ママたちをサポートしていました。
そこには、鍼灸師さんも働いていて、妊娠中から産後ケアまで担当しているそうです。
鍼灸師が、産後ケアとして、必要とされていること、身体的な不定愁訴にできること、そして、ママさんや赤ちゃんのために、これだけは知っておきたいこと、
必要なのは、連携です。
岡山の地では、さっそくお母さんサポート隊として、鍼灸マッサージ師と助産師さんたちがチームを組んで、活動を開始する、という決意を聞いて、うれしくなりました。
せりえ鍼灸室でも、お母さんの体の困った症状の改善を図るようにしています。
体が軽くなると、気持ちも軽くなります。
重たく感じていた赤ちゃんの抱っこも、ふわっと包み込むようにできるようにお手伝いしていきます。
お近くに鍼灸マッサージ師をご利用くださいね。
serie89_admin 2022年02月10日
こんにちは せりえ鍼灸室です。
産後には母乳の出が気になります。
手の小指の爪の生え際のところにツボ少沢(SI1)があります。
母乳分泌不足に効果があるツボとして知られていますので、自分でも反対側の手で小指を挟むようにしてツボ刺激をすると良いと思います。
小指を握ると痛みがある方が少なくありません。優しくにぎにぎしてみてください。
1日1分程度を2~3回程、押してみましょう。
また、最近の比較試験でも用いられていたツボです。皆さん、誰でも母乳の分泌には悩むものです。
母乳分泌や肩凝りが気になったら、鍼灸治療をご利用ください。
中国の山東中医薬大学での研究では、産後の母乳不足のママさん60例に対して、手の小指の先のツボ少沢(SI1)と足の小指の先のツボ至陰(BL67)を使った比較試験を行っています。(鍼灸臨床雑誌2021年5期、参考:鍼灸柔整新聞2021年12月10日号中国医学情報(谷田伸治先生))
付属病院の鍼灸科外来で、平均罹患期間62日(分娩後20~150日以内)の平均年齢32.5歳(24~42歳)のママさんを、手のツボ群、足のツボ群、両方併用群の3つに分けました。
3つの群とも、棒状のお灸を、ツボから2~3㎝程離して、左右15分間、合計30分間、ツボを温めるお灸をしました。毎日1回、連続3日間、
授乳は回数と時間を多くし、産婦さんには十分な休息、栄養摂取、精神面の安定支援をしました。
観察指標は、乳汁分泌量、乳房充満度、乳汁鬱積度、乳汁濃淡度、などの5項目
血液検査で、血清プロラクチン含有量、
臨床的効果は、手のツボ群は総有効率85%、足のツボ群は80%、併用群は85%で3群に有意差なし、症状も、プロラクチン値も3群間に有意差はなかったそうです。
ツボ刺激やお灸の相談も可能です。
辻内 敬子 2019年08月05日
こんにちは
せりえ鍼灸室のツジウチです。
千グラムに満たない小さな赤ちゃんを診察する現場では、母乳育児の重要性を実感されているそうです。
母乳育児の重要性が、新潟日報に掲載されたと、新潟市民病院総合周産期母子医療センター・新生児科医の永山善久先生から、日本母乳の会の会報に紹介されていました。
WHOの母乳育児の10箇条が改訂されて、母乳代替品(ミルク)の宣伝をしてはいけないことを定めた、国際基準(WHOコード)を守ならくてはならない、ということが加わりました。
永山先生の記事から、母乳育児が科学的によいとわかっている点を紹介します。
①下痢による入院を72%、呼吸器感染症による入院を57%防ぐ
②壊死性腸炎を58%減少させる
③乳幼児突然死症候群を36%減少さえる
④長い母乳授乳は将来の肥満を26%、2型糖尿病を35%減少さえる
⑤母乳育児をしている母親は、12か月授乳するごとい進行性乳ガンの頻度が4.3%減少する
⑥卵巣がんは30%減少する
⑦うつ病を減少させる と一致しています。
もっとありましたが、忘れてしまいました。
ぜひ、赤ちゃんをおっぱいで育てようと、中学生や高校生の時から、
妊娠前から、妊娠しても思ってくださいね。
おっぱいで育てられない事情もでてきます。
そのときには、胸に赤ちゃんを抱いて赤ちゃんを安心させてあげられるようにおかあさんはサポートされてください。
産後は忙しいので、いろいろなことをかんがえている暇がないのですが、その前から思ってくださっているとよいと思います。
妊娠前から、妊娠中から、産後も、せりえ鍼灸室はいつでも待っています。
辻内 敬子 2017年11月16日
出産は大仕事
その後からすぐに、 おっぱい、おむつ替えと 忙しい生活は始まっていきます
出産後すぐの お母さんは興奮状態です
だから、自分の疲れ具合もあまり感じません。
感じないので、動けるし、動かなくてはならない!と、思って動いてしまいがちです
まして核家族だったり、 がんばり屋さんのママなら、なおさらです
でも、産後1ヶ月は、甘えてくださいね。無理は禁物ですよ!
この時に、動けるからってあまり動き回らない!
暇だからって携帯メールやパソコンをして目を使いすぎないことです
すると産後1ヶ月頃過ぎ頃、少しずつ育児にも余裕がでてくると思います。
慣れない育児は疲れるものですが、元気がでてきます。
すると、産後一月過ぎ、2ヶ月過ぎると、
赤ちゃんとともに動ける本当の自分の身体になっていくと思います、
動きたくても、先を考えてじっとしていましょう。
そして汗が出すぎるのも問題ですので、ご相談くださいね。
お母さんは自分では汗がでて、薄着になりがちですが、
冷やしすぎないことですよ!
心配なことがあったら、助産院や病院に相談しましょう。
もちろん、せりえ鍼灸室も産後ママさんを応援していますよ。
辻内 敬子 2017年11月15日
かわいい赤ちゃんの生きていくための欲求を、最大限判りやすく伝えているのが泣き。
産む前に読んで欲しいこと!
赤ちゃんの欲求は、 自分勝手と思えるようでも、とにかく生きていくための望みは叶えてあげないとないといけませんからね。
お腹が空いたよ~、のほかに暑いの、抱っこに、おむつが濡れたなど、たくさんあります。
飲んでは寝て、寝ては飲んでの繰り返しの新生児期。
おっぱいを吸わせ続ければ必ず沸いてきますと教わっています。
産まれたら、とにかく乳首を吸わせて、その時間と回数が大切と教わりました。
赤ちゃんが、苦労せずにごくごく飲めるほ乳瓶に慣れてしまったら、
吸わずには出てこないお母さんの乳首が、きらいになってしまいがちです。
そこで、お母さんは私のおっぱいは嫌いなの?、まずいのかな?と
どんどん否定的になってしまいがちです。
赤ちゃんがほ乳瓶に慣れてしまう前に頑張って乳首を吸わせましょう。
そして、飲めないよう~、お腹が空いたよう~
と泣き叫ぶ赤ちゃんですが、72時間頑張ってみてね。
乳輪のくろいところまでしっかりと赤ちゃんの口にくわえさせてくださいね。
浅いと空気が入って音がしたりしますし、 何よりもうまく吸えていません。
だから、最初の時には、助産師さんによく見てもらって相談してね。
おっぱいのことで困ったら、せりえ鍼灸室にご相談ください。
肩こりや産後の冷え、腰痛はじめ、母乳分泌不足感の相談にものっていますよ。
産後3日間は大変だけど、
1週間経つ頃には、すこし落ち着いてくるかなあ
そこまで頑張れたら、2週間もなんとなくいけますよ、
そしたら産後1ヶ月、3ヶ月といけますよ、
頑張ることが大変になる前に、相談してくださいね。
辻内 敬子 2017年10月20日
おっぱいで育てたいと思っている女性は9割以上です。
産後におっぱい育児をあきらめたお母さんもいますので、ぜひ妊娠中から知っておいて欲しいことがあります。鍼灸治療もおっぱいの分泌にはよい方向へ働きかけます。血流改善ですからね!
それは、赤ちゃんを産んだらいっぱいが勝手に出てくるのではなく、
分娩直後からの赤ちゃんに何回もおっぱいを吸わせる回数が大切なこと!
赤ちゃんが吸うことで、子宮の戻りもよくなるのと一緒に、おっぱいも出るようになってくるのですから、それを妊娠中から知っておいて欲しいですね。
また、ストレスからもおっぱいの張りが少なくなりますから、お母さんと赤ちゃんにストレスをかけないようにすることが必要になります。
ですから、分娩後に病院へお見舞いにいくのも時間や人数、授乳のタイミングとなどが重要です。できれば、少しの時間だけにしてあげるのがいいかもしれませんね。
¢産後は3日目あたりから乳汁が分泌
¢産後はすぐにごくごくと赤ちゃんが飲んでいるイメージの量は出ない
¢経産婦さんに比べ初産婦さんは出るのが遅い
¢不安 ストレス 不眠などでも張らない
辻内 敬子 2017年06月19日
お母さんと赤ちゃんのために活動している「かながわ母乳の会」の
世話人会が横浜市大センター病院で行われました。
横浜市大病院は、赤ちゃんにやさしい病院として認定されています。
赤やんが健やかに育つためにには、お母さんは優しく守られること、
妊娠中から産後まで安心したケアを受けられることなど、
必要なことがたくさんあります。
少子化の現在、大切な社会の宝物が、元気に育ってくれるようになるためにも
お母さんとなる女性が、孤立することなく、
妊娠前から周りに赤ちゃんを抱いた女性をたくさん目にすることも大切です
鍼灸師としては、妊娠中のケア、産後のお母さんと赤ちゃんのケアを行っていますが、小児科医、産科医、助産師さんたち、ママとして活動している方から
学ぶべきことは多い、実りのある会議です。
一緒に参加してみませんか
辻内 敬子 2016年11月17日
今日のお客さま。
ママと一緒に来院してしますが、今日はお昼寝タイムです。