辻内 敬子 2019年08月05日
こんにちは
せりえ鍼灸室のツジウチです。
千グラムに満たない小さな赤ちゃんを診察する現場では、母乳育児の重要性を実感されているそうです。
母乳育児の重要性が、新潟日報に掲載されたと、新潟市民病院総合周産期母子医療センター・新生児科医の永山善久先生から、日本母乳の会の会報に紹介されていました。
WHOの母乳育児の10箇条が改訂されて、母乳代替品(ミルク)の宣伝をしてはいけないことを定めた、国際基準(WHOコード)を守ならくてはならない、ということが加わりました。
永山先生の記事から、母乳育児が科学的によいとわかっている点を紹介します。
①下痢による入院を72%、呼吸器感染症による入院を57%防ぐ
②壊死性腸炎を58%減少させる
③乳幼児突然死症候群を36%減少さえる
④長い母乳授乳は将来の肥満を26%、2型糖尿病を35%減少さえる
⑤母乳育児をしている母親は、12か月授乳するごとい進行性乳ガンの頻度が4.3%減少する
⑥卵巣がんは30%減少する
⑦うつ病を減少させる と一致しています。
もっとありましたが、忘れてしまいました。
ぜひ、赤ちゃんをおっぱいで育てようと、中学生や高校生の時から、
妊娠前から、妊娠しても思ってくださいね。
おっぱいで育てられない事情もでてきます。
そのときには、胸に赤ちゃんを抱いて赤ちゃんを安心させてあげられるようにおかあさんはサポートされてください。
産後は忙しいので、いろいろなことをかんがえている暇がないのですが、その前から思ってくださっているとよいと思います。
妊娠前から、妊娠中から、産後も、せりえ鍼灸室はいつでも待っています。
辻内 敬子 2017年11月09日
明日、11月12日はかながわ母乳の会の世話人会があります。
かながわ母乳の会とは、赤ちゃんの健やかな成長を 願い、「母乳育児」「胸に抱く育児」を支援する、専門家と一般市民の会です。
医療者(医師・助産師・保健師・看護師)、保育士・教育関係者など、出産・育児に関する様々な分野の専門家と一般市民が、母乳育児についての情報交換・研 修を行います。また、広く一般に、母乳育児支援の輪を広げてゆくことを目的として、情報の共有、交流を行っていきます。
せりえ鍼灸室の辻内も参加します。ご一緒しませんか。
この写真は2012年4月のかながわ母乳の会の世話人会での一枚です。
辻内 敬子 2017年11月01日
妊娠も後期に入ると、いろいろと赤ちゃん用品に目がいきますね。
デパートへいけば、かっわいい~ものばかりが目について、
あれも、これも欲しくなるのは、誰もが同じ!
でも、ちょっと待った!!
おっぱいが出るなら、母乳がいいと思っているのですし、
女性の9割は母乳で育てたいと思っています。
産後にそのほ乳瓶があると、頼りたくなってしまうのですよ。
赤ちゃんが泣いたら、使ってしまおうか??!と思ってきてしまうのです!
おっぱいは、最初にどれだけ吸わせたかによって、
さらに、おっぱいを赤ちゃんに吸わせなければ出てきません。
だから、 最初からあふれ出る泉のごとく、おっぱいは出てきません。
あれば便利品ではなく、購入は控えておくがベストです。
おっぱいの事で、退院後に心配になったら、出産した病院や母乳外来を行っている助産院に相談してくださいね。
そして退院後も1週間頑張っておっぱいを吸わせていると、
お母さんの心配の相談にものってくれる産後2週間健診があります。
そこまで、頑張ってみてくださいな。
そんな風に言われたり感じたり、思ったりしたなら、鍼灸治療を受けてみるのもお勧めです。
疲れが少し緩和されて、肩こりも楽になって、体も気持ちも軽くなっていきます。
おっぱいもでてくるようなきっかけ作りができるかもしれませんよ。
1ヶ月は、赤ちゃんが泣いてはおっぱいを含ませて、泣いては含ませての連続です。
そんな時に、泣いてばかりいる赤ちゃんを見ていると、 「これは、おっぱいが足りないに違いない!」と思えてきてしまいます。
そんなときに家に置いてあったら、手が伸びていってしまいがちなのです。
病院から粉ミルクを貰ってきていたら、使ってしまいたくなるのです。
だから、最初から買わないに限ります。
赤ちゃんに泣かれて、ミルクをあげようかと迷ったら、自己判断せずに、母乳外来や助産院を訪ねてみてね。
ミルクに走ってしまいがちなのは、そばにほ乳瓶を置いておいたり、
回りの言葉に、苦しめられたり、自分が情けなくなるから。
でも、みんな、同じだよ~、安心してね。
おっぱいが足りないかも?という気持ちをフォローしてもらってくださいね。
せりえ鍼灸室でも、相談にのっていますよ。助産院へのご紹介もおこなっています。