小井土院長ブログ

冷えと不妊

学術大会に参加しました

小井土 善彦 2024年11月24日

朝から良いお天気の中、日本東洋医学会関東甲信支部の第32回神奈川県部会学術大会に参加してきました。

一般演題も含め、鍼灸の報告はありませんでしたが、漢方薬を取り入れて日々奮闘しておられる先生方のお話しは、鍼灸にも共通することもあり、有意義な時間を過ごすことができました。

現在の医学には、西洋医学で明らかな原因が見つからなければ、冷えは治療の対象にはなっていませんが、漢方医学や鍼灸医学では、冷えそのものが体調不良を表していると考え、治療の対象になります。寒さの邪気に侵入され、体の中に居座られしまうと、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。風邪を引きやすい、疲れやすい、元気が出にくくなることもあります。女性では、月経や妊娠にも影響を及ぼすと、東洋医学では考えられています。月経や妊娠に関わることや更年期の諸症状、妊活中の困りごとなどの解決法の一つとして、鍼灸をお考えの方は、ぜひご相談ください。

秋に起こる腰痛 秋の季節の変わり目に腰痛が増える理由

辻内 敬子 2024年09月22日

秋が深まり、涼しい日が増えると、腰痛に悩む方が増えてきます。特に季節の変わり目には、体が環境の変化に適応しきれず、腰に痛みを感じることが多くなります。      腰痛の原因はさまざまですが、「冷え」が重要な要因の一つとして知られています。   今回は、腰痛と冷えについて、西洋医学と東洋医学の視点から考えてみましょう。

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西洋医学的な視点

西洋医学では、腰痛は主に筋肉や関節、神経に関わる問題とされています。      寒い季節になると、筋肉が硬くなりやすく、血行が悪くなることで、腰回りの筋肉が緊張しやすくなります。これが腰痛の原因となります。                 特に普段から姿勢が悪い方! デスクワークが多い方は要注意ですね。        秋風が吹いてくる頃、夜冷えて、朝には痛みで起きられない!という人もいます。   また、寒さに伴う血流の低下は、筋肉の修復や痛めた腰の筋肉の炎症の回復を遅らせるため、慢性的な腰痛が悪化することもあります。

東洋医学的な視点

東洋医学では、腰痛は「腎」と深く関わっていると考えられています。        腎は体のエネルギー源であり、特に寒さに弱いとされています。           秋の冷え込みは体の「陽気」(温める力)を弱め、腰部に冷えが集まりやすくなるため、痛みや不快感を引き起こします。                         また、冷えてくると「気血」の巡りが悪くなることで、さらに冷えた筋肉や関節を滞らせ、腰痛が生じやすくなります。

東洋医学では、冷えによる腰痛は「寒湿(かんしつ)」と呼ばれ、寒さと湿気が体に入り込むことで、痛みが発生すると考えられます。

腰痛予防と対策

腰痛を予防するためには、冷えから体を守ることが大切です。温かい服装や入浴で体を温め、血行を良くすることが効果的です。                      また、軽い運動やストレッチを日常に取り入れることで、筋肉をほぐし、体全体の血液循環を促進させましょう。東洋医学的なケアとしては、鍼灸やお灸を使って、冷えを取り除き、体の「気血」の流れを整える治療が有効です。せりえ鍼灸室では、冷えない足元をすすめて、足首ウオーマーを院内で販売しています。お声かけ下さい。秋の季節の変わり目に腰痛が気になる方は、ぜひ早めのケアを心がけましょう。

せりえ鍼灸室でお待ちしております。最初の予約は 0452625550 お電話でお願いします。

それ以降は問い合わせページからメールでも可能です。

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不妊の鍼灸治療の最新エビデンスと鍼灸臨床について学習会講師担当

辻内 敬子 2024年09月06日

こんにちは せりえ鍼灸室です

せりえ鍼灸室の利用者様には、妊活を始めたばかりの方や不妊クリニックに通いながらの鍼灸治療をご利用の方もおられます。

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赤ちゃんの誕生を望んだカップルには、新しい家族が増えてほしいと私たちスタッフ一同、出来る限りのお手伝いをさせていただいています。

毎月の月経の周期や月経量を整え、筋腫が大きくならず、子宮内膜症が悪さしないうちになんとか、妊娠にこぎづけてくれるようにと願って、鍼灸治療を行っています。

採卵の痛みを緩和したり、リラックスすることで着床関係にも影響を与えている可能性があります。鍼灸は自律神経を整えていくこと、血流改善に効果を発揮していくことが言われているからです。

鍼灸治療は、体が元気になるお手伝いです

元気になるとは、妊娠して出産する準備、子育てする体力まで含めて考えることができます。

せりえ鍼灸室のコイド院長が、鍼灸師を対象に講演をします。

テーマは「不妊治療の最前線 最新のエビデンスと鍼灸の効果」鍼灸治療の論文は海外からとてもたくさん投稿されています。不妊症と鍼灸治療は注目されています。

どの方にも効果を発揮するように、私たち鍼灸師は努めていきたいと思います。

サーモンピンクと緑, 世界環境デー, 自然保護, ポスター

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冷えは万病の元、不妊の要因にもなるかもしれません

辻内 敬子 2018年08月24日

こんにちは せりえ鍼灸室の辻内です。

冷えは万病の元について、不妊にもあてはまると東洋医学では考えています。

それについてご説明しますね。

東洋医学は、冷えは「冷え症|という病気になる一歩手前の状態を意味しています。

万病になるから、気をつけていきましょう。冷えは治療に値すると考えています。

冷えて、体温が低下すれば、細胞中の今話題のミトコンドリアの働きが低下してきます。

低体温、低酸素、 高血糖の環境になり、がんにかかる危険性も上昇してきます。

ミトコンドリアの働きは、生殖機能の働きにも影響してくると考えられています。

冷えによって、卵巣機能が低下して、不妊症にもつながりやすくなります。

妊娠すると、冷えは、早産はじめ異常分娩にもなりやすいことがわかってきています。

冷え症の改善や治療は重要な課題となっています。

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東洋医学では、体を気血水が充実し、バランスよく作られ、働いているときが健康と考えます。

そのバランスの崩れた状態は、不調につながり、冷え症は、バランスが崩れた状態と考えます。

冷えは、気にのって流れている血が上手く流れなくなる状態になりますから、

血が滞ってしまっていて、温める力の気血が流れていないので、冷えが進んでいきます。

冷えは、免疫力はじめホルモンバランスの異常をもたらし、自律神経のバランスの悪化も起こります。

冷えると、体の代謝機能も落ちてくるので、同じように食べていても太りやすくなりがちです。

冷えは免疫力の低下をもたらし、自律神経失調の状態は、体調を悪化させていきます。

自律神経不安定は、情緒不安定や頭痛、不眠はじめさまざまな体調不良を引き起こしていきます。

ホルモンバランスの崩れは、月経周期の不安定を引き起こします。

月経バランスが崩れてからではなく、

冷えを自覚していたら、はり・きゅう院に相談してみてくださいね。

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冷えと不妊の関係は、冷えの程度が問題では?

辻内 敬子 2018年08月09日

こんにちは

せりえ鍼灸室の辻内です。

暑い日がまだ続きますので、エアコンで冷えますね。

また、汗をかいたり、雨にあたると、そこで冷えを体の中に入れているような気がしてきますね!

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現代社会では、社会環境や生活環境も変化していますので、否応なく一昔前の女性の体とは違っています。

特に、「冷えは万病の元」という言葉がありますが、冷えの改善は重要と考えます。

既に、冷えは生活の中に入り込んでいます。

薄着や冷房にさらされる期間が長く、冷たい飲食物を日常的にとっている状態では、冷えに浸かっている状態です。

冷えは免疫力を低下させ、ホルモンバランスを乱します。

そのため冷えの改善を図ることは、ホルモンバランスを整える上でも大切になってきます。

長い期間、不妊治療に取り組んでいる場合には、気持ちのコントロールが難しい時期もでてきがちです。

気持ちの流れもスムーズでないと、上だけが熱く感じたり、下半身を温める力が滞ったりしがちになると、東洋医学では考えています。

気持ちを上手にコントロールできるように、

鍼やお灸を利用していただき、自律神経系のバランスを整えてはいかがでしょうか。

施術する箇所は、足元からの刺激や腹部や腰部などを用います。

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体全体を始め、骨盤内の血行状態を良くするという考えで行います。

 

 

赤ちゃんが欲しい時には夫婦そろってお出かけください

辻内 敬子 2018年05月26日

こんにちは せりえ鍼灸室の辻内です

不妊治療は、ひとりだけのものではありません。

最近では、夫婦そろって病院を受診する方は増えています。

どちらかに問題があるなしに関わらず、鍼灸院もカップルでのご利用をおすすめしています。

 

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平日の昼間はお仕事をしている方が多いので、土曜日にお出かけされてはいかがでしょうか

できる限り協力し、二人で乗り越えていって欲しいと思います。

せりえ鍼灸室も応援しています。

子どもを持つための一番の近道は、最初に男性にも女性にも

お灸の熱刺激をどう考えているか、やけどの対処法

辻内 敬子 2018年05月26日

こんにちは せりえ鍼灸室の辻内です。

せりえ鍼灸室では、自分でお灸ができる人、熱いと感じられる人、

お灸が熱くなったら外せる人には、セルフケアとしてお灸を勧めています。

自分で健康管理をしていこうと思ってくれること、自分の体に敏感になって欲しいこと、

体の変調を気づき、手当として利用して欲しいからです。

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そんなお灸ですが、お灸が体の及ぼす反応は、基本的に身体の防御作用として機能しているため、局所を犠牲にして、身体全体を守る反応としてとらえていただけるとよいかと思います。

お灸による小さな火傷は、人為的につくる治療法です。

その中でこれらの、発赤、腫脹、発熱、疼痛の一連の反応が起こります。火傷した局所に動員をかけられた白血球がは異物排除として働き、皮膚や組織の修復作業を始めます。

その時に、炎症巣に白血球があつまりがんばってはらたくということのようです。

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 お灸による身体への反応は、温熱刺激により、「局所を温めて血液循環をよくする作用」と、「生体の防御機能を高める」ことの2つがあります。

やけどによる白血球の動員は、こちらのからだの防衛反応ととらえてください。

しかし、水ぶくれなどができた場合のやけどは対処が必要です。水で冷やしてお薬を塗る、皮膚科でみてもらうなど、程度と範囲が問題になります。

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 お灸には、さまざまな種類があり、直接もぐさをのせる直接灸、

薬局などでも販売されている「せんねん灸」など多種あります。

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 それからお灸する人の体調や体格にあわせて、お灸の壮数も違い、場所もちがってきます。

ですから、朝晩つぼへ何壮すると、いちがいには、お伝えできないのが現状です。

でもおおまかな目安を作ってお伝えしないとやり過ぎなどがでてくるので目安は大切にしています。ご自身のつぼの位置や、お灸の数は鍼灸師に相談されることをおすすめします。

また冷え症の効くツボも、いくつか紹介されています。足の方をつかう場合が多いようです。朝晩でなくても、1年間継続しなくても、すこしでも効果が期待できます。

お灸をしていると冷え予防にはつながると思います。お灸も即効性がありますので、ぜひお試しください。

ご相談にお灸教室をご利用ください。

せりえ鍼灸室:スケジュール・お申込はこちらから!

冷え症についての勉強会がありました

辻内 敬子 2018年05月05日

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こんにちは せりえ鍼灸室の辻内です

大型連休の前半に、今年も東大で「現代医療臨床鍼灸研究会」の勉強会が行われ、参加してきました。

今回のテーマは、「冷え症に対する鍼灸治療」でした。

西洋医学の立場からは、東京有明医療大学教授の川嶋先生がお話されました。

冷え症は、そのままにしておくものではありません!

婦人科疾患と冷え、

妊娠期の冷え

冷え症に対する鍼灸治療の効果、などのシンポジウムが行われました。

「冷えは万病の元」と言われていますが、まだまだエビデンスが少ない領域です。

今後、冷えをテーマに私たちも研究をして、鍼灸が思春期の女性から成熟期、

更年期、老年期の女性の辛いを解消できるようになりたいと思います。

エビデンスは弱いですが、臨床上では、手応えを感じております。

鍼灸院にご相談くださいね。

妊娠期の冷えが注目されるようになって、異常分娩の予防を計るためにも冷え解消と実践されるようになりました。

しかし、その前の妊娠準備期、不妊の治療を行う前にも、

冷えに注目して、緩和できるように、お手伝いさせていただきたいと思います。

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懇親会で、写真をご一緒しました川嶋先生との1枚です。

アエラの冷え特集でご一緒させていただいたのは、すでに10年ぐらい前かしら?

 

鍼灸学校の3年生を対象に特別授業

辻内 敬子 2017年11月01日

辻内の卒業校である神奈川県横浜市にある湘南医療福祉専門学校の

東洋医学専科の3年生を対象に、婦人科の特別授業に小井土院長が行きました。

内容は、月経関連と不妊と鍼灸治療です。

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今日は、温めることに重点を置いてお灸を使うそうです。

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女性はがっつり食べよう、ホルモンバランスも食事が大切です!

辻内 敬子 2017年10月17日

きれいを追求したい女性には、いつでもダイエットをしたくなるのが常ですね。

食べ過ぎてしまいがちの時には、自律神経がバランスを崩している時!

鍼灸で自律神経のバランスと整え、イライラ食い、食べ過ぎを防ぎましょう。

適正なダイエットは、食べないダイエットではなく、

筋肉量を増やしながら、消費エネルギーーを高めていくというものがよいそうです。

妊活お灸

食べて、動いて、歩いて、寝て、

食べ過ぎず、脱水にならず、サプリで栄養を取るだけにせずに!、

まんべんなくいろいろな種類のものを食べる、ことから、始めてくださいね。

食べないと無月経や骨がもろくなる、などホルモンのバランスの乱れにつながります。

月経はじめ妊娠にも必要な栄養があります。食べることから始まります。

何を食べるかも問題です。

そして、ダイエットにつながるものは、

お菓子、油もの、揚げ物を控え、夜遅くには食べない、時間を決めて食べる

食べたら動く、がっつり食べ過ぎた時には、2から3日でバランス調整をする

野菜から食べて満腹感を高める

健康と月経バランスも貴女の卵子も、食べて栄養を供給することが必要になります。

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プロフィール

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せりえ鍼灸室院長
小井土 善彦
現代はストレス社会と言われていますが、その「ストレス」という言葉の由来は、1936 年頃、カナダの生理学者ハンス・セリエ氏(Hans Selye)が発表した「ストレス学説」にあります。 セリエ氏は一定の「ストレス」を感じると、体に一連の症状が現れることを発見しました。...

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辻内敬子

せりえ鍼灸室副院長
辻内 敬子
私たちは、女性の元気と美しく輝く人生を応援しています。貴方が母となることを選択した時から、そして妊娠した時から、幸せに満ちた人生のために、体と心 のケアを行います。 妊娠したらゴールではありません。妊娠期間中に出産準備のための体作りが必要です。...

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