小井土院長ブログ

不妊と鍼灸治療

学術大会に参加しました

小井土 善彦 2024年11月24日

朝から良いお天気の中、日本東洋医学会関東甲信支部の第32回神奈川県部会学術大会に参加してきました。

一般演題も含め、鍼灸の報告はありませんでしたが、漢方薬を取り入れて日々奮闘しておられる先生方のお話しは、鍼灸にも共通することもあり、有意義な時間を過ごすことができました。

現在の医学には、西洋医学で明らかな原因が見つからなければ、冷えは治療の対象にはなっていませんが、漢方医学や鍼灸医学では、冷えそのものが体調不良を表していると考え、治療の対象になります。寒さの邪気に侵入され、体の中に居座られしまうと、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。風邪を引きやすい、疲れやすい、元気が出にくくなることもあります。女性では、月経や妊娠にも影響を及ぼすと、東洋医学では考えられています。月経や妊娠に関わることや更年期の諸症状、妊活中の困りごとなどの解決法の一つとして、鍼灸をお考えの方は、ぜひご相談ください。

急ぎ足

小井土 善彦 2024年11月20日

横浜は、朝から冷たい雨が降り続いています。4日前の日曜日は、東京都から委託を受け東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会が開催した講習会に講師としてお招き頂きました。会場となった都内の学校に向う際は、上着が要らないほどの陽気でした。

大任を無事に終えることができ、ホッとしています。

急激な気温の変化に、イチョウも大慌て。冬空に朝日を浴びて、光り誇っているように見えます。

寒邪に入り込まれないように、大袈裟でも結構ですので、暖かくお過ごしください。

不妊症 卵子の質で悩むときは鍼灸治療

辻内 敬子 2023年07月09日

こんにちは :-) せりえ鍼灸室です。

赤ちゃんが欲しいと望みながら子宝に恵まれない時は悩みますね。

ご結婚前に、ご夫婦で検査をされることが一番最初にされることかと思います。どちらかに原因があるのか、それとも見当たらないのか。年齢も大きく関係してきますので、様子をみていくということよりも、サクサク検査は行っておくのがベストかと思います。

挙児希望から1年過ぎても子宝に恵まれない時は不妊症として、鍼灸治療を利用する方は少なくありません。

5148eNXNhuL__SX354_BO1,204,203,200_

月経が来る度に落ち込み、イライラや不安、悲しくなったり、感情の起伏も激しくなります。鍼灸の特徴は、自律神経のバランスを整えます。

卵巣はストレスがかかるとその機能が低下します。ホルモンの分泌による不調の他に、ストレスによっても、卵巣機能の変化や組織の変化がみられることがわかってきています。

それらのストレス緩和には、鍼灸治療がお勧めです。自律神経のバランスを整える、リラックスする、それらが重要になってきています。

また、鍼灸治療では、自律神経が調整されることで、卵巣の血流改善にもつながってきますので卵子の質や排卵のことで、少し力になれる可能性がでてきています。

ぜひ、不妊治療とともに鍼灸治療を併用してみてください。

妊活中はゆったりお家でお灸をしていきましょう

辻内 敬子 2020年01月22日

5148eNXNhuL__SX354_BO1,204,203,200_

こんにちは

せりえ鍼灸室のツジウチです。

河出書房から出版された「妊活お灸」は、せりえ鍼灸室の小井土院長が書いています。

妊活は、普段からの生活習慣の改善とともに、6か月間の過ごし方も大切です。

お灸は、自分でもできます。

最初は、お灸のすえ方などを鍼灸師に教わった方が、安心してできますので、

継続してもらえる方が少なくありません。

妊活お灸では、症状や体質に応じて、お灸のツボ処方をしています。

e3d9aa6b

月経痛がある方、月経量が多い方、極端に少なくなってきている方、月経一つを例にしても、体質が違います。ツボ処方は同じ場合でも、体質改善にかかわる目標は違っています。

小さな変化を見逃さずに、一緒に、妊活に取り組んでいきましょう。

半年程度は、卵子の成長・発育に必要な期間です。

採卵ができない、などのお悩みの方はご相談ください。

 

不妊治療を利用している方はぜひ鍼灸も一緒に利用して欲しいです

辻内 敬子 2019年09月11日

こんにちは せりえ鍼灸室のツジウチです。

女性が赤ちゃんを欲しいと願った時に妊活はじめます。

赤ちゃんが欲しいとおもった年齢、結婚した年齢、それから望んでいる期間などによって、治療法も気持ちも違ってくると思います。

ぜひ、不妊治療や妊活に、鍼やお灸を用いた鍼灸治療を取り入れて欲しいと思います。

気持ちいい

というのは、不妊治療に鍼灸治療を利用した人は、何もしなかった人よりも、妊娠率などが良かったという報告がでてきています。

ということで、私たち鍼灸師も頑張りたいと思います。

妊活お灸

 

不妊治療の体外受精卵移植の連続3回以上失敗者を対象に鍼灸併用群が!

辻内 敬子 2019年07月25日

こんにちは

せりえ鍼灸室のツジウチです。

不妊治療は、体外受精いくまでに、いくつかの山があります。

一つの報告ですが、

妊娠率と移植率が、鍼灸併用群がよくなると聞くと

鍼灸も試してみたくなりませんか?

e3d9aa6b

今回は、鍼灸柔整新聞(2019年6月10日号中国医学情報)から紹介します。

不妊治療の体外受精卵移植の連続3回以上失敗者の60例、西洋薬単独と鍼灸併用の効果を比較したものです。(上海鍼灸雑誌、18年12期)

BMI:18.5~23.9、平均年齢30歳、平均不妊治療歴4.4年

めまい、耳鳴り、腰痛、性欲淡白の腎陽虚

両群共、月経3日目からホルモン剤治療をし、併用群は、月経2日目から毎日1回鍼灸治療を行ったところ、

結果:妊娠率は、単独群26.7% で、併用群は43.3%

移植率は、単独群は15.8%で、併用群は27.6%.

子宮内膜の状態も、併用群が単独群よりも改善したそうです。

妊活お灸

せりえ鍼灸室でも不妊の鍼灸治療を行っていますので、試してみませんか。

不妊治療と鍼灸治療を4年間継続された方の妊娠報告

辻内 敬子 2019年07月20日

こんにちは

せりえ鍼灸室のツジウチです。

不妊クリニックで体外受精を行いながら、鍼灸治療も利用していただいて女性が

無事に出産されました。

年齢は45歳。

e3d9aa6b

長らく、タンタンと不妊治療を行い、鍼灸治療も最初は一週間に1回を基本に、

途中は、治療と家庭の都合で、抜けることはありましたが、4年間利用してもらっていました。

鍼灸治療を利用していただき始めてから、採卵がうまくいくようになりました。

また、分割胚までいくようになり、何回も、それこそタンタンと体外受精を繰り返し、

この度、無事に出産されました。

年齢もあり、出産されるまで、私たちもドキドキでした。

一番喜んでいるのは、ご本人たちですが、周りも幸せです。

みんながみんな、妊娠、出産までこぎつけるわけではないのです。

それでも、不妊治療を受けている女性と長い期間、

ともに、涙したり、喜んだりしています。

女性とともに、一緒に歩んでこられてうれしいです。

5148eNXNhuL__SX354_BO1,204,203,200_

 

これから妊活、いま妊活中の方にもお灸です

辻内 敬子 2019年01月11日

こんにちは 

せりえ鍼灸室の辻内です

テレビでは東洋医学の話題が何度がでてきていて嬉しい限りです。

こんな時に、はり!こんな時に、おきゅう!

ぜひ使って欲しい一つに、月経状態を整えることがあげられます。

また、妊活中はストレスを感じやすい時です。

お灸が初めての方は、

ぜひ鍼灸師に相談して、怖がらずにできるようにしましょう。

また、冬や夏で体調も変化していると思いますので

季節に応じたつぼ処方もしてもらいましょう。

5148eNXNhuL__SX354_BO1,204,203,200_

 

 

不妊治療を利用中の方が鍼灸治療を併用されているのは、なぜ?

辻内 敬子 2018年09月18日

こんにちは

せりえ鍼灸室の辻内です。

不妊クリニックに通っている方や不妊クリニック勤務の看護師さんとお話すると

鍼灸治療を利用している方が少なくありません。

e3d9aa6b

鍼灸師としては、ご利用いただき、うれしい限りです。

赤ちゃんを抱っこすることができるように、お手伝いをしていきたいと思います。

利用されている方は

最後の手段として、あるいは、子宮の血流を期待して!と言われます。

鍼やお灸が怖かったけど、と最初は不安のご様子でした。

鍼が生体に効くメカニズムなど、研究されていますし、

今後も不妊と鍼灸の研究が進んでくると思いますが、

まだまだ、わからないことだらけで、手探り状態です。

でも、不安の緩和や、血流改善、自律神経を整えることは、体によい結果を導いてくれていると思いますので、ご利用お待ちしていますね。

 

冷えは万病の元、不妊の要因にもなるかもしれません

辻内 敬子 2018年08月24日

こんにちは せりえ鍼灸室の辻内です。

冷えは万病の元について、不妊にもあてはまると東洋医学では考えています。

それについてご説明しますね。

東洋医学は、冷えは「冷え症|という病気になる一歩手前の状態を意味しています。

万病になるから、気をつけていきましょう。冷えは治療に値すると考えています。

冷えて、体温が低下すれば、細胞中の今話題のミトコンドリアの働きが低下してきます。

低体温、低酸素、 高血糖の環境になり、がんにかかる危険性も上昇してきます。

ミトコンドリアの働きは、生殖機能の働きにも影響してくると考えられています。

冷えによって、卵巣機能が低下して、不妊症にもつながりやすくなります。

妊娠すると、冷えは、早産はじめ異常分娩にもなりやすいことがわかってきています。

冷え症の改善や治療は重要な課題となっています。

妊活お灸

東洋医学では、体を気血水が充実し、バランスよく作られ、働いているときが健康と考えます。

そのバランスの崩れた状態は、不調につながり、冷え症は、バランスが崩れた状態と考えます。

冷えは、気にのって流れている血が上手く流れなくなる状態になりますから、

血が滞ってしまっていて、温める力の気血が流れていないので、冷えが進んでいきます。

冷えは、免疫力はじめホルモンバランスの異常をもたらし、自律神経のバランスの悪化も起こります。

冷えると、体の代謝機能も落ちてくるので、同じように食べていても太りやすくなりがちです。

冷えは免疫力の低下をもたらし、自律神経失調の状態は、体調を悪化させていきます。

自律神経不安定は、情緒不安定や頭痛、不眠はじめさまざまな体調不良を引き起こしていきます。

ホルモンバランスの崩れは、月経周期の不安定を引き起こします。

月経バランスが崩れてからではなく、

冷えを自覚していたら、はり・きゅう院に相談してみてくださいね。

 funin 2

お問い合わせ・ご予約はこちら

お問い合わせフォームはこちら

ページトップへ

プロフィール

profile_01

せりえ鍼灸室院長
小井土 善彦
現代はストレス社会と言われていますが、その「ストレス」という言葉の由来は、1936 年頃、カナダの生理学者ハンス・セリエ氏(Hans Selye)が発表した「ストレス学説」にあります。 セリエ氏は一定の「ストレス」を感じると、体に一連の症状が現れることを発見しました。...

続きはこちら

辻内敬子

せりえ鍼灸室副院長
辻内 敬子
私たちは、女性の元気と美しく輝く人生を応援しています。貴方が母となることを選択した時から、そして妊娠した時から、幸せに満ちた人生のために、体と心 のケアを行います。 妊娠したらゴールではありません。妊娠期間中に出産準備のための体作りが必要です。...

続きはこちら

  • せりえ鍼灸室