小井土院長ブログ

分娩時に会陰裂傷が起きるのは当たり前なのかな?

辻内 敬子 2017年10月14日

赤ちゃんが生まれて来るときに、

多くは会陰切開という方法が用いられています。

産院が事前にお母さんの希望を聞くバースプランには、

できるだけ必要ではない医療処置はして欲しくない!

会陰切開はしてほしくないという、プランを作成する人が多いそうです。

妊婦さんにとっては、やはり、切るとか、縫うとか、痛いとかは避けたい言葉ですね。

会陰切開は、赤ちゃんの心音が下がってきているから早く取りだそうとしていれる場合もあります。また赤ちゃんの出てくる頭の位置が今ひとつ問題になって

なかなか出そうにない時に鉗子分娩や吸引分娩するときに行う場合もあります。

だから、誰でも切られてしまう、という訳ではないはずですね。

 会陰裂傷は、切開しないを選択した後に、切れてしまった傷です。

会陰の裂傷を防ぐために、会陰の伸びをよくするために

会陰マッサージをお産近くなったらしましょうと勧められています。

病院で助産師さんにたずねるとよいですね。

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会陰を上手にのばすようにする風船の形をうまく作れるように、のばしたりひっぱったりするのと同じですね。

 会陰が熟化し、時間をかけて待てば伸びるという助産師さんもいます

 私たち鍼灸師は、妊娠中のお灸を勧めています

 特に、分娩前には、熟化しやすくなるようです。

伸び縮みするように柔らかい皮膚になるには、堅くなく、あまり厚くなく、薄くなり、

冷えがなくなり、むくみがすくなくなるのがいいのではないかしらと考えています

 だから、冷え症やむくみがある

汗をかきにくい、などがある妊婦さんには、妊娠期間中から治療をすすめ

自宅でのセルフ灸をすすめているのです

 でも切れてしまったら

早く傷が治り、引き連れ感が残らないようにしていくのも大事ですね。

また、 産後は上半身ばかりが授乳などで暑く感じます。

でも、下半身を冷やさず、お湯に入れない時期には足湯をして

身体を温め、傷の回復を促しましょう

 産後一月経っても、傷の連れ感や

膣内部の痛み、違和感が残っている場合には

せりえ鍼灸室にご相談ください。

その場所へ鍼をしなくても、治療はできるのですよ

会陰部などを見せる必要もありません!!

女性の意志と自尊心を尊重してくれる治療院を探すことが大切ですし、

困ったら相談してくださいね

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プロフィール

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せりえ鍼灸室院長
小井土 善彦
現代はストレス社会と言われていますが、その「ストレス」という言葉の由来は、1936 年頃、カナダの生理学者ハンス・セリエ氏(Hans Selye)が発表した「ストレス学説」にあります。 セリエ氏は一定の「ストレス」を感じると、体に一連の症状が現れることを発見しました。...

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辻内敬子

せりえ鍼灸室副院長
辻内 敬子
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