身体を変化させるきっかけをつくるのは、自分です!
辻内 敬子 2017年10月19日
鍼灸院にいて、多くの出会いがあります。
また、患者様の言葉やお話から教えられることがたくさんあります。
そして、自分が来院した患者様に辛くあたっているのかも!と思うことは多々あります。そう、感じた方はごめんなさいね。
A妊婦さんが鍼灸院にみえた当初、あまりに他力本願だったこともあり、
私は悲しく沈み、怒り、力なくして、治療後に、自分の力不足と思いが伝わらないことに悔しくて、泣きました。
1週間後にまた治療院に見えた妊婦さんは、当初と違い大きく変身していました。
せりえ鍼灸室で、私に会い、そのときにたくさん、お話した後、悲しくなって泣いたそうです。でも、何でもやってみよう、とにかくはじめてみよう、
やってみて!と言われたことにトライしてくれました。
自分でなんでもやってみようって気になったんだって。
二人で泣いた甲斐があったよね、と、変化していく身体をみながらお話していました。
最初の、汗がでない体。涼しげにみえる白い顔。
堅く冷え切った足。
むくみも前からあったから、それが普通の状態。
妊娠したら、疲れるのも当たり前。ですよね、
でもお産をして、育児をしていくからだを作っていく大切なことを感じてくれたようです。
風呂はいるのが気持ち悪いなら、足湯。
冷たいものは控えたという食生活の変化。
温まる豚汁。根菜類。
大好きなパイナップルから、でこぼん1日1個程度に。
面倒だったお灸も熱心に据えてくれました。
そしたら、まるで違うよ~、体が違う。
足のむくみも違うじゃん!!
はねるように元気に歩いてみえた。体が軽いって。
顔もうっすら肌色だ。
人のせいにしなくなったのも、すごくいい。
Aさんはこれからの出産も育児も、頑張れる姿に変化していました!
とってもうれしい出来事でした。