冷えは万病の元、不妊の要因にもなるかもしれません
辻内 敬子 2018年08月24日
こんにちは せりえ鍼灸室の辻内です。
冷えは万病の元について、不妊にもあてはまると東洋医学では考えています。
それについてご説明しますね。
東洋医学は、冷えは「冷え症|という病気になる一歩手前の状態を意味しています。
万病になるから、気をつけていきましょう。冷えは治療に値すると考えています。
冷えて、体温が低下すれば、細胞中の今話題のミトコンドリアの働きが低下してきます。
低体温、低酸素、 高血糖の環境になり、がんにかかる危険性も上昇してきます。
ミトコンドリアの働きは、生殖機能の働きにも影響してくると考えられています。
冷えによって、卵巣機能が低下して、不妊症にもつながりやすくなります。
妊娠すると、冷えは、早産はじめ異常分娩にもなりやすいことがわかってきています。
冷え症の改善や治療は重要な課題となっています。
東洋医学では、体を気血水が充実し、バランスよく作られ、働いているときが健康と考えます。
そのバランスの崩れた状態は、不調につながり、冷え症は、バランスが崩れた状態と考えます。
冷えは、気にのって流れている血が上手く流れなくなる状態になりますから、
血が滞ってしまっていて、温める力の気血が流れていないので、冷えが進んでいきます。
冷えは、免疫力はじめホルモンバランスの異常をもたらし、自律神経のバランスの悪化も起こります。
冷えると、体の代謝機能も落ちてくるので、同じように食べていても太りやすくなりがちです。
冷えは免疫力の低下をもたらし、自律神経失調の状態は、体調を悪化させていきます。
自律神経不安定は、情緒不安定や頭痛、不眠はじめさまざまな体調不良を引き起こしていきます。
ホルモンバランスの崩れは、月経周期の不安定を引き起こします。
月経バランスが崩れてからではなく、
冷えを自覚していたら、はり・きゅう院に相談してみてくださいね。