お灸は人間だけでなく、牛の繁殖障害や分娩後にも使われています
辻内 敬子 2018年06月20日
こんにちは
せりえ鍼灸室の辻内です。
私が中国に留学していたのははるか30年前になります。
その当時、はりきゅうの専門書を扱う本屋さんには、うしや馬などにつぼの印が描かれている人形が、つぼ人形とともに、売られていました。
そして、帰国後に、田舎にいた乳牛の乳腺炎には、「びわの葉の焼酎漬け」で消毒したり、熱冷ましをしてみたり、お灸をしました。
とくに、お産後に疲れた牛には、山盛りのお灸を据えました。しっぽのすぐ付け根のあたりです。
しっぽを押さえていないと、はたかれて、大変な思いをしたことがあります。
今では、獣医さんが、「ホルンスタイン種牛の繁殖障害への灸の応用」をしたり、
分娩後の排尿障害の乳牛にお灸をして効果は認めた例を報告しています。
乳牛は、人間が牛乳をもらって飲んでいるので、薬をなるべく使いたくないので、
お灸を用いて、治療していたわけです。
人間にも、同じことがいえます。
ぜひ、お灸を試してみたいと思った方は、せりえ鍼灸室のお灸教室へどうぞ!